
JR住吉町の北東に有る中学校。創設40年となる伝統校。オアシス運動という挨拶活動に取り組まれていて、学校全体が明るく温かい印象を受けます。部活動がとても盛んで、2021年には兵庫県勢47年振りとなる全国優勝を成し遂げた男子バスケ部がその筆頭だ。生徒だけではなく、教育熱心な先生が多いのもこの学校の特長だ。それもそのはず、同校は2023年4月から学級担任を1人に固定しないチーム担任制が試験導入されていて、親御さん達にも好評価を得ている。チーム担任制とは、学年担任制などとも呼ばれ、クラス運営に関わる業務を複数の教職員で分担する手法のこと。その手法のメリットとしては3つ。一つは児童生徒や保護者にとって、相談できる教職員が増え、安心感が高まる。二つ目に、教職員が児童生徒の変化に気づく機会が増え、早期かつ丁寧な対応が出来る。三つ目は、教育活動や指導の透明性を高め、開かれた学校づくりに繋げる事が出来る。これらの事は、その効果を非常に期待されていて、全国的に注目を集めています。ワークシェアする事で、当該教職員のモチベーションに大きな効果をもたらしているのも校風に影響を与えている。具体的には1、2年生が合同で行う音楽の授業で、チーム担任の教職員2名が指導する。1学年の児童生徒数が減ってきているので、朝の会、帰りの会なども合同で行う。この事により、担任のうち一人が急に休んでも、児童生徒達への影響が少なくなる。20〜30代の若手と50代のベテラン教職員を同じチームに配置する工夫も見られる。若手はベテランのやり方を見て学べ、困ったら直ぐ相談出来る。業務量以上に、心理的な負担も軽くなるそうだ。これらの事を踏まえて、自身にも置き換えてみた。一律にワークシェアを当てはめる事は難しいですが、よく考えて工夫してどうやったら改善出来るか、先ず、出来る事を考えてみる…とても感銘を受けた。学校全体に一体感と好印象の有るとても良い学校だと思います。