
JR姫路駅の西方、京見山の麓に有る、私の恩師の息子さんが数年前に赴任されている中学校です。『先生のあのひと言で自分は変わった、成長出来た』毎年お盆のこの時期には恩師の墓参りに行き、自身の近況報告をしています。先日お墓を訪れた際に偶然息子さん夫婦と出会い、お世話になった先生の事をお話しする事が出来ました。当時の私は小柄で病気がち、気弱な少年でした。好きなだけでは続かないと自身でも分かっていた軟式野球。辞めることなく3年間継続出来、その後高校でも3年間好きな野球が出来たのも先生のお蔭なのです。『諦めたらそこで終わり、継続は力なり』ある試合の敗戦後にチームミーティングで先生から掛けて貰った言葉です。チーム結成後に初めてみんなで反省会を行いました。個々でどういう所が悪くてチーム全体に影響が有ったのか。弱点の強化や動作の反復練習を自分達で練習メニューに落としこんで毎日繰り返し行う事にしました。私の弱点は打つ方、打撃が弱く、打席でじっくり球を見る、選ぶ…自身では出来ていると思っていました。全くの勘違いで、先生は私の消極的な打席を叱責くださいました。好球必打!お前は力一杯スウィング出来たのか?そうなのです…打席に入る前から雰囲気にのまれ、動けず三振も見逃し三振。先生の指摘に個人目標を打席での全力スウィングにしました。学校の練習後に、先生の家の庭でトスバッティング。家に帰っても素振り。継続は力なり…次の練習試合では、スコアブック記録…二ゴロ!見逃し三振かフォアボール以外での初めての記録。先生も本当によく私に付き合って下さり指導してくださいました。諦める事なく自信を持って打席で集中…甘い球は初球であっても積極的に好球必打…ヒットが打てるようになり、ホームランまで!劇的に変わる事が出来たのも先生のお蔭…感謝しかありません。墓参りで初対面なのに、息子さんは何となく私が分かったのは、先生は私の事を息子のように思ってくれていて、よく私の事を聞かされていたそうです。息子さんも、君達には無限の可能性が有る!と生徒さんと毎日向き合っておられるそうです。