
JR姫路駅の少し南に有る中学校です。新学期が始まってクラス替えや新入生の話を子供とした際に感じた事…親が、大人が大切にすべき考えについてお話させて頂きます。親の立場で子供を見ていると、こうなって欲しいという理想や、それを基準にして評価したり指導したりする事が多いと思います。この行為は当然の事ですが、子供は残念ながら中々親の理想通り、思い通りには行動してくれません。結果、親の言う通りにさえすれば良いという非常に狭い判断基準しか得られない接し方になってしまいます。私は、子供の視野を広げて大きな成長に繋げる為には、大人が子供を評価する時の『評価基準を多様化する』事が大切だと思います。例えば、褒めて育てるべきという考え方も有りますが、それは子供が幼く、まだ多くの事を出来ない為、指摘したり注意する事が多くなりすぎてしまうので、バランスをとって子供のモチベーションを高める為にも、褒める事が必要という事です。決して褒める事のみを大切にするという事ではないはずです。大人が子供を評価する時に、色んな角度から見て良い面と悪い面の両方を探してあげた上で評価したり指導したりする…多様性の有る方が、より深く子供に伝わると思います。また、子供は自分の好きな事に熱中している時は、気力やエネルギーを注ぎ続けて集中力が鍛えられていますので、大きな成長に繋がる機会となります。ただ一方で、自分の好きな事だけしかしていないという状況では視野が広がらず、一部の力しか伸ばせません。新しい事にチャレンジさせて、興味や関心の幅を広げさせる事も非常に大切な事だと思います。このように、大抵の物事にはプラス面とマイナス面が存在します。その両面を大人がしっかりと認識をして、その両方の視点を子供に分かりやすく伝える事が大切だと思います。そうする事により、子供が多くの視点で物事を捉えるようになり、視野が広がる事で成長のきっかけを自らで作り出せるようになっていくのではないかと思います。子供には、多くを見聞きし、多くの経験をして、大きく成長して欲しいと願っています。