埼玉県所沢市／
小手指中学校
小手指中学校（埼玉県所沢市）は、地域で「小手中魂」というキャッチフレーズを持つ伝統的な学校です。生徒数は500人以上の大規模校で、施設面では広い体育館や校庭、武道場、図書館が完備されています。校舎は入り組んでおり、冷暖房も完備されていますが、トイレなど一部の設備は老朽化が指摘されています。
学習環境
生徒の学力向上に向けた取り組みとして、勉強が苦手な生徒に対して月1回の土曜スクールを設け、サポートを行っています。テスト前にはプリントの配布や、先生方が質問に丁寧に対応するなどの支援が行われています。一方で、学年平均点が下がっている中、個々の努力で成績を伸ばしている生徒もいるとの報告があります。
部活動
クラブ活動は非常に活発で、生徒の約9割が部活動に所属しています。県大会に出場する部活もあり、生徒たちは生き生きと活動しています。一方で、部活動の移動中に交通マナーの問題が指摘されており、社会的なマナー教育の重要性が求められています。
進学実績
進学実績は平均的で、多くの生徒が所沢高校や所沢東高校に進学しています。中には、所沢北高校や川越女子高校などの上位校に進学する生徒もいますが、数は限られています。
校則と生徒指導
校則については、学期に数回の制服チェックが行われ、身だしなみに関する指導が徹底されています。先生方が生徒の様子を注意深く見守っており、だらしないと感じる生徒は少ないとのことです。また、いじめに関しては、特に大きな問題は報告されておらず、先生と生徒の間で「やりとり帳」を設けるなど、日常的なコミュニケーションを通じて問題の早期発見・解決に努めています。
通学環境
通学に関しては、自宅から徒歩30分以上かかる生徒もおり、地域によっては自転車通学が認められています。学校周辺の道路は狭く、登下校時には車や自転車、徒歩の生徒で混雑するため、安全面での課題が指摘されています。
制服
制服は、市内の中学校では珍しく、女子は紺のチェック柄のベストとスカート、男子は灰色のズボンで、男女ともに紺のジャケットとエンジのネクタイを着用しています。靴下は基本的に白ですが、黒も許可されており、冬季にはタイツの着用も認められています。
総じて、小手指中学校は伝統を大切にし、学習や部活動に熱心な生徒が多く在籍する学校です。
