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大正時代から第二次世界大戦まで



ここでは大正時代から第二次世界大戦までについてご紹介します。

第一次世界大戦

ヨーロッパを舞台にした世界戦争

ヨーロッパを舞台にした世界戦争

19世紀末から20世紀初頭はドイツ、イギリス、フランスが勢力の中心となり、アメリカとロシアが勢いよく成長していました。ドイツはイタリア、オーストリアと三国同盟を結び、イギリスとフランス、ロシアは三国協商を結びました。列強国は植民地を広げようと、しのぎをけずっていました。オスマン帝国(トルコ)の勢力が衰えると、ロシアが南下し始めますが、オーストリアがこの動きを抑えようとしました。

1914年(大正3年)にオーストリアの皇太子がセルビア人によって暗殺されたことを機に、ドイツ、オーストリア、トルコなどの同盟国と、イギリス、フランス、ロシアなどの連合国がぶつかり、ヨーロッパを舞台にした第一次世界大戦が始まりました。1917年(大正6年)にはアメリカが連合国側に加わって参戦し、世界中を巻き込んだ戦争がくり広げられました。

国際連盟とロシア革命

国際連盟とロシア革命

ドイツが降伏したことで、第一次世界大戦は終結し、1919年(大正8年)にパリ講話会議で、ベルサイユ条約が結ばれました。これによりドイツは植民地を失い、巨額の賠償金を支払うことになりました。1922年(大正11年)には、世界平和と国際協調を目的に国際連盟がつくられ、国際紛争の平和的解決をめざしました。

ロシアでは資本主義から社会主義への動きも活発なり、第一次世界大戦が長引くと、皇帝に対する民衆の不満が爆発しました。大戦中に労働者がストライキをおこし、代表会議(ソビエト)が各地に設置されました。皇帝が退位して、レーニンが指導者となって最初の政府ができました。これをロシア革命と言い、1922年にはソビエト社会主義共和国連邦が成立しました。ロシア革命を勝利した政党は、共産主義をめざし、共産党と政党名を変えました。

キーワード

キーワード
ベルサイユ条約
敗戦国のドイツと連合国軍が結んだ条約で、これによってドイツは植民地を失い、巨額の賠償金を支払い、軍事の縮小を課せられた。
国際連盟
アメリカ大統領ウィルソンの提案で、世界平和と国際協調を目的に結成された。
代表会議(ソビエト)
ソビエトは、ロシア語で「会議」を意味する。
ロシア革命
資本主義に不満を持って社会主義思想を求めた労働者のストライキや兵士の反乱が続いて、共和制の臨時政府が設立されたが、政治は安定しなかったため、世界最初の社会主義国家が成立した。
共産主義
工場や農地など生産手段を国有化し、すべての経済活動を国家で統制して国民に平等な配分を行なう考え方。

この時代の登場人物

この時代の登場人物
レーニン
ソ連の指導者で、社会主義国家成立の中心人物。

大正デモクラシー

第一次護憲運動と政党内閣の誕生

大正デモクラシー

1912年(大正元年)、桂太郎による3度目の内閣は議会を無視することがあり、世論は憲法に基づく政治を守ろうとする運動がおこりました(第一次護憲運動)。地方でも民衆運動がくり広げられたことで、桂内閣は退陣しました。

その後、第一次世界大戦やロシア革命など世界情勢を受けて、自由主義への風潮が高まり、様々な社会活動も活発になりました。その中でデモクラシーの思想が広まり、普通選挙法の成立に向けて動き出しました。第一次世界大戦によって、日本経済は好景気になり、工業国としての基礎を固めました。1918年(大正5年)には原敬内閣が成立したことで、衆議院第一党の総裁が首相になり、同じ党から大臣を出したことで、政党内閣が誕生しました。原内閣は選挙法を改正して、有権者数を増やしました。

女性運動と普通選挙法の成立

女性運動と普通選挙法の成立

デモクラシーが高まり、世界の動きが変化する中で、労働運動や女性運動、農民運動、民衆運動など社会運動が広がってきました。労働争議では、友愛会が労働者の地位向上をめざして結成され、労働組合の全国組織として発展しました。また、ロシア革命で共産主義に関心が集まり、日本共産党が結成されました。女性運動では、平塚らいてうが青鞜社(せいとうしゃ)を結成して女性差別からの解放を訴え、新しい女性の姿や活動を唱えました。一方、部落解放運動も活発になり、全国水平社が結成されて全国にその運動が広がっていきました。

1925年(大正14年)には、普通選挙法が成立し、それまでの納税額での制限を廃止し、満25歳以上の男子に選挙が与えられました。

キーワード

キーワード
第一次護憲運動
藩閥政治を行なう政府に対し、憲法に基づいた政治を求める運動が新聞や知識人の間で広がった。
デモクラシー
民主主義のことで、人民が主権を持ち、人民が行使する考え方。
政党内閣
国民が選んだ政党による政治。
普通選挙法
満25歳以上の男子に選挙権を与える法律で、戦後に満20歳以上の男女へと改正された。

この時代の登場人物

この時代の登場人物
平塚らいてう
女性解放運動や婦人運動の指導者で、出版社「青鞜社」を設立し、女性のための文芸誌「青鞜」を発刊した。また女性の政治活動や社会活動の自由などを求める新婦人協会を設立した。

世界恐慌

世界的な金融恐慌

世界的な金融恐慌

第一次世界大戦によってアメリカは好景気になり、世界経済の中心で国際的なリーダーとなりました。しかし1929年(昭和4年)、ニューヨーク株式市場の株価が暴落(ぼうらく)し、市民が預金をおろそうと銀行に殺到しました。これにより銀行や工場が倒産し、農産物の価格も下落して経済が混乱しました。その影響は世界中に広がったため、世界恐慌(せかいきょうこう)と言います。こうした混乱の中、イギリスやフランスはブロック経済をとり、アメリカでは1933年にルーズベルト大統領が、ニューディール政策で経済を立て直しました。

世界恐慌は、日本経済にも大きな打撃を与えました。農村では農産物の価格が暴落し、失業者も大勢出ました。北海道・東北地方はききんにおそわれ、国内全体が深刻な不況に悩まされました。

ファシズムの出現

一方ヨーロッパでは、イタリアでムッソリーニが政権をにぎると独裁政治を行ない、1936年(昭和11年)にエチオピアを侵略して、併合しました。ドイツでもヒトラー率いるナチス(国民社会主義ドイツ労働者党)が国民の不安をあおって政権をにぎり、自由主義や民主主義を否定した全体主義国家をつくりあげました。これらはファシズムと呼ばれました。

キーワード

ブロック経済
植民地など関係の深い国や地域を囲い込み、その中で自給自足的な経済を進める政策。
ニューディール政策
アメリカ大統領ルーズベルトが行なった経済政策で、公共事業の拡大や農工業の生産調整を行ない、失業者や労働組合を保護して、景気回復をはかった。
ファシズム
民主主義や自由主義を否定し、国民の自由をうばって独裁的に政治を進める体制。

この時代の登場人物

ムッソリーニ
イタリア・ファシスト党の代表として政権をにぎり、独裁政治を行なう。
ヒトラー
ドイツの独裁指導者で、ナチスを率いて共産主義者や自由主義者を攻撃し、ユダヤ人を迫害した。1939年(昭和14年)のポーランド侵攻を第二次世界大戦に発展させた。

満州事変から第二次世界大戦へ

日中戦争

日中戦争

1928年(昭和3年)、中国では蒋介石(しょうかいせき)の中国国民党が、政権を樹立して中国を統一しました。中国国内では、日本が支配する満州を返還する声が高まってきました。満州の日本の軍部は、柳条湖(りゅうじょうこ)で満鉄の線路を爆破した後に軍事行動に出て(満州事変)、満州主要部を占領しました。そして、清の最後の皇帝・溥儀(ふぎ)を元首に立てて満州国の建国を宣言しました。しかし、国際連盟は満州国を認めず、日本軍兵士の撤退(てったい)を勧告しました。これに反発した日本は国際連盟を脱退し、国際的に孤立しました。満州を支配した日本は中国北部に進出し、1937年(昭和12年)に北京郊外の盧溝橋(ろこうきょう)で中国軍と衝突し、日中戦争が始まりました。

開戦と三国同盟

開戦と三国同盟

日本軍は南京を占拠して南京政府をつくりましたが、中国はアメリカやイギリスの支援を受けて、必死に抵抗しました。1938年(昭和13年)に近衛文麿(このえふみまろ)内閣は、国家総動員法を公布し、戦争のためにあらゆる国民活動を動員できる権限を持ちました。朝鮮では、日本語の使用や姓名の表し方を日本式に改める創氏改名を進めました。

同じ頃、ドイツは東方へ侵略を始め、ソ連と独ソ不可侵条約を結んでポーランドに侵攻しました。ポーランドはイギリスやフランスと条約を結んでいたため、ドイツに宣戦布告をし、第二次世界大戦が始まりました。ドイツはデンマークやオランダ、ベルギーなどヨーロッパの北部と西部を攻撃し、さらにパリを占拠してフランスを降伏させました。これを見てイタリアは、ドイツ側に立って戦争に参加しました。1940年(昭和15年)にはドイツ、イタリア、日本で日独伊三国同盟を結んで、協力体制を強化しました。

アメリカの参戦

アメリカの参戦

ドイツがヨーロッパのほとんどを占領し、日本は東南アジアへも進出して、イギリスやフランスの植民地の資源を確保しようとしました。侵略的な日本の行動に、日米関係も悪化し、東条英機内閣の時にアメリカとの戦争を決定しました。

1941年(昭和16年)、日本軍がハワイの真珠湾を攻撃したのを合図に、太平洋戦争が勃発(ぼっぱつ)しました。三国同盟を結んでいたドイツとイタリアもアメリカに宣戦布告し、アメリカ・イギリス・フランス・ソ連の連合国との間で、世界を巻き込んだ戦いが始まりました。

キーワード

キーワード
満州事変
満州を中国から分離しようとしていた現地の日本軍(関東軍)が奉天郊外の柳条湖で、南満州鉄道の線路を爆破し、これを国民革命軍(中国軍)のしわざとして軍事行動に出た。
日中戦争
北京郊外の盧溝橋で中国軍と日本軍が武力衝突した盧溝橋事件がきっかけで、国家同士の争いへと発展した。
国家総動員法
国の産業・経済、国民生活などすべてにわたって、戦争に動員できる権限。